工場の取り組み

資源・エネルギーの有効活用及びリサイクル化を推進し、CO2削減と廃棄物の低減を図っています。

CO2フリー電気の購入

本社/豊製作所と三重製作所において、2025年4月1日よりCO2フリー電気の購入を開始しました。
各地域の太陽光や水力発電所などで発電された電気を購入することで、CO2削減はもちろんのこと地産地消に貢献することができます。
現在は2拠点合計で、年間6,187,800kwhを購入しておりますが今後の購入電力量については段階的に増やしていく予定です。

CO2フリー電気の購入

自然エネルギーの活用

駐車場にカーポート型、駐輪場屋根に据付型の太陽光発電システムを設置しました。
ここで生み出した電気は工場内へ供給しています。
また、電気自動車も導入、非常時電源としての活用や環境意識の向上に役立てます。

自然エネルギーの活用
太陽光発電設備概要
発電利用 全量自家消費型
設置形態・容量 PPA契約※ 331Kw
年間発電量 約383,595kwh

※施設保有者が保有するスペースを提供、管理会社が設備を設置
発電した電力を供給する仕組み

リサイクルの推進

工場排水、廃油の再利用や、端材の収集リサイクル、生産工程で発生した熱を暖房にリサイクルしています。

リサイクルの推進 リサイクルの推進

製造領域取組事例

水没圧検からエアーリーク検査への切替による環境負荷低減と効率化

製品の気密性検査工程において、これまで採用していた水没圧力検査(水没圧検)を、エアーリーク検査(空気漏れ検査)へと順次切り替えを進めています。
この改善により、検査時に使用していた水の使用量を削減し、環境負荷の低減作業効率の向上を実現しました。

製造領域取組事例

■ 切替の主な効果

水資源の使用削減:
従来必要だった水槽・水処理工程が不要に
作業の省力化・時間短縮:
検査工程の簡素化により作業効率が向上
検査精度の向上:
圧力変化をセンサーで検出することで、微細な漏れにも対応

エアーリーク効果(ショートCOMP+ロングCOMP)

  廃棄物量
(t/年)
処分費用
(千円/年)
防錆剤購入費用
(千円/年)
水使用料金
(千円/年)
マット交換費用
(千円/年)
改造費用
(千円)
改善前 90.2 722 651(42缶) 11(37㎥) 424(55枚)
改善後 16.5 132 62(4缶) 1(3㎥) 152(20枚) 5,376
効果(年) 73.7 590 589(38缶) 10(34㎥) 272(35枚) -
エアーリーク検査の導入は、製品の品質を維持しながら、環境に配慮したものづくりを実現する取り組みのひとつです。
今後も、持続可能な社会の実現に向け、技術と環境の両面から改善活動を推進してまいります。