性能・信頼性試験評価技術

Yutakaでは、材料の機能評価から製品の性能・信頼性評価まで試験可能な設備を有しています。
これらの設備を活用し、開発品の性能・信頼性を検証しています。

モーター系

モーターベンチ

モーターベンチ(2025年1月導入予定)

モーター単体・ASSYでの性能測定や耐久試験を行う事が出来る専用装置
モーター効率・回転ートルク特性の計測が可能
また、実車走行状態を模擬した耐久モード試験のプログラム運転が可能

交直流磁化測定器

交直流磁化測定器

エプスタイン試験枠・単板枠・専用枠を用いて電磁鋼鈑の磁性特性を計測する装置​
励磁周波数違いによる磁束密度、鉄損(W/Kg)特性やヒステリシス曲線の計測が可能​
(励磁周波数:40~20KHz)

インパルス試験機

インパルス試験機

モーターのステーターやインダクタなどで発生する巻線間の絶縁不良を検査する試験機​
良品にインパルスを印加した時の波形(マスター波形)を基準とし、波形・面積を比較して​良否判定を行う​
(印加電圧100~4200V)

部分放電試験機

部分放電試験機

ステーター巻線にインパルス信号を与えた際に生じる部分放電を検出する装置​
部分放電を検出することで、コイルの潜在不良を把握する事が可能​
(印加電圧:500~5000V)

制動系

ブレーキディスク試験機

ブレーキディスク試験機

二輪車用ブレーキディスクの性能測定や耐久試験を行う事ができる専用装置​
入力条件(回転,ブレーキ圧、走行風)を与え、摩擦係数/制動トルク/ディスク・パッドの温度の測定が可能​
また実車走行状態を再現した耐久試験モードのプログラム運転が可能​
(駆動モーター:55kW)

駆動系

トルコン性能試験機

トルコン性能試験機

トルクコンバータの性能測定や耐久試験を行う事ができる専用装置​
入力条件(回転,トルク,油圧,油温)を与え、容量係数/トルク比/クラッチ容量 等の性能測定が可能​
また実車走行状態を再現した耐久試験モードのプログラム運転が可能​
(駆動モーター:小型45kW, 中型160kW, 大型300kW)

回転ねじり加振機

回転ねじり加振機

トルクコンバータやフライホイールに回転変動を与え、減衰率測定や耐久試験を行う事ができる装置​
入力条件(回転変動,トルク変動,油圧,油温)を与え、回転・トルク変動を測定することで減衰率把握が可能​
またエンジン回転変動やトルク変動を再現した耐久試験モードのプログラム運転が可能​
(駆動モーター:450kW)

熱マネ製品

耐圧脈動試験機

耐圧脈動試験機

車両の冷却水回路に組み込まれる部品の水圧脈動に対するタフネスを評価する設備。​
熱交換器を繰り返し加圧/減圧し、圧力変動に対する信頼性評価を行う。​
高速(~6Hz)での脈動が可能であり、試験期間を短縮可能。​

  • 圧力:0~1.0MPa
  • 周波数:0~6Hz
  • 波形:正弦波、台形波、矩形波、三角波
熱回収性能測定装置

熱回収性能測定装置

熱交換器にエアや冷却水を供給し、熱回収性能を評価する設備。​エア/冷却水それぞれ最適な加熱/冷却装置, 流量計, 温度センサを選定して装置を構築しており、回収熱量を高い精度で測定可能。また、環境試験装置を併設しており、マイナス30℃までの極寒環境を想定した試験が可能。

  • エア :温度 室温~500℃ / 流量 0.5~40g/s
  • 冷却水:温度 -10℃~80℃ / 流量 0.1~25L/min
  • 雰囲気:-30℃~室温

排気系

エンジンベンチ

エンジンベンチ

エンジンを用いて振動や熱、排圧に対する試験を行う設備。​
実車搭載状態を再現し、ACダイナモにより様々な試験モードに対応。

  • エンジンベンチ:3基
  • ダイナモ:220kw、280kw、370kw
排気シミュレータ

排気シミュレータ

燃焼器と電磁加振器を用いてエンジンを模擬した高温加振試験を行う設備。​冷熱サイクルを模擬する場合、供試体を急冷できるためエンジンに対して試験期間が短縮。​設備を切り離して熱のみ、振動のみの試験も可能。​

<燃焼器>

  • 温度:500~1100 ℃
  • 流量:30~280 g/s
  • 圧力:~100 kPa

<加振器>

  • 周波数:5~2600 Hz
  • 加速度:~964 m/s2
悪路シミュレータ

悪路シミュレータ

車の悪路走行をENG・車体の挙動を再現することで、排気部品の耐久性を評価する設備。実車の挙動を再現することで、実車レス・悪路レス開発が可能。

  • ENG側:加振機6台を使用し、6自由度を再現(排気部品以外にも応用可能)
  • 吊り点側:加振機2台を使用し、2自由度を再現 5セット分有
  • 変位:±75㎜、加速度:±50G(ENG側)、±20G(吊り点側)
  • 周波数:60Hzまで
  • 温度:常温
無響室ベンチ

無響室ベンチ

実車の走行状態を模擬するため、ダイナモにENGを接続し実車に近い吐出音を再現する設備。ENGをダイナモ室、試験体を無響室に設置する構造とし、ENG音や反射音の影響を受けず純粋な吐出音の評価が可能。

  • 無響室ベンチ:2基
  • 無響室:六面無響室、暗騒音レベル NC-20
  • ダイナモ:415kW、300kW

設計・CAE解析

設計段階からCAEを活用し、
効率の良い開発を行っています。

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